バイオリン初心者に欠かせない小物、チューニングアジャスターについて色々と解説していきます。
- バイオリンのアジャスターとは
- バイオリン用アジャスターの使い方
- アジャスターで調整する際のコツ
- どんなアジャスターがあるのか
- アジャスターをどこで買えばいいか
- 自分でアジャスターを取り付ける方法
の順で解説していきます。
バイオリンのアジャスターとは
上の画像で弦を引っ掛けている黒と金色の部品がそうで、チューニング(音調整)を早く正確に合わせるための部品です。バイオリンに元々付いている『ペグ』でも調整できるのですが、初心者がペグで調整するのは難しく、曖昧なチューニングで妥協しないといけなくなったり練習できる時間が減るなど、あまり良い影響が無いので、初心者にとっては使うべきアイテムです。
バイオリン用アジャスターの使い方
弦を指で押さえずに弾いて、音程を高くしたければ時計回り、低くしたければ反時計回りに回します。
ただ、最初はアジャスターを一番緩めた状態でペグで合わせましょう。
アジャスターで調整する際のコツ
アジャスターを使ったチューニングで注意したいのは、音程を変えた時はアジャスターと駒の間に『ゆるみ』や『張り』がほんの少し溜まるので、指板側で弦を弾(はじ)く作業をしないと、弾(ひ)いている最中に若干音程が変わってしまいます。なので
音程チェック → 調整 → ハジく → 音程チェック
という流れで調整しないと、弾いている内に音程が少し狂います。
どんなアジャスターがあるのか
L字型アジャスター
定番アイテムです。弦の先にあるボールを引っ掛けて固定するタイプで、カラーも黒、黒/金、金、銀など色々ありますので、好きなものを付けると良いです。迷った時はWittner社の製品を選べば間違いないでしょう。
ヒル型アジャスター
中上級の演奏家が好んで使うタイプで、テールピースの中だけで納まるためアジャスター不使用と比べ弦の張る長さに差が出にくいです。ただ、引っ掛ける所に力が集中し易いループエンドの弦を使うため、ボールエンドに比べ弦が切れやすいといった難点もあります。
アジャスターをどこで買えばいいのか
断言します、できる限りバイオリン本体を買った所で買って下さい。
できれば本体と一緒に買って「 付けて下さい 」とお願いするのがベストですが、買った後でも取り付けてくれるお店もあるかも知れません。
もしバイオリン本体をネットで買うとしても、「 アジャスターを取付けててもらう事はできますか? 」と先に問合せてみるのもアリですし、それで断られるようなお店では買わない事です。
既に本体購入済みで「お店に行けない」という場合はネットで買うしかないですが、少額の工業製品ですのでどこで買っても差は無いです。選ぶのが面倒な人には私が買った事のあるサイトのリンクを下に貼っておきます。
E線用アジャスター
G・D・A線用アジャスター
自分でアジャスターを取り付ける方法
これは画像で見るより動画で見た方が良いので、動画を撮って載せます。
動画ができるまで、しばらくお待ちください。