世の中には暗記が非常に苦手な人が居ます。そういった人はテストで周囲の人に暗記力で勝つ事なんてできないと思う人が世の大半ですが、実は可能です。丸暗記で通常使う短期記憶ではなく、長期記憶に暗記する方法で解決できますし、その憶え方だと良い副産物として、復習せずとも忘れにくいです。
暗記が苦手な私が長期暗記できた
私自身、小中高と勉強が苦手でした。中学で苦手科目は100点満点中なのに19点とか21点を何度も出していた私が、公務員試験の専門学校に行ってどうやって4か月で授業以外の勉強なしでクラストップを走り、一度は模試で学年トップも取るまでになり、卒業後10年経っても11倍の一次試験を突破できるスキルを手に入れたのかを説明します。
短期記憶が苦手なら長期記憶に憶えれば良い
公務員試験は暗記が多いですが、私は丸暗記の短期記憶が非常に苦手です、今でも苦手です。そういう自分がどうやったら憶えれるのかを当時自分で考えました。そこで気付いた1つは長期記憶の「思い出」はしっかりと記憶しているという事です。
結論から言うと、どうしても暗記が苦手だという人は
①【 憶えたい事を思い出と結びつける 】
②【 覚えたい事をチャカしてイメージを作る 】
という事で記憶できます。
長期記憶に憶える方法1、思い出連結
では具体的にどうしたかというと、例えば公務員試験によくある教養問題の人物に関するもの(誰がしたのか、誰が著者か)の場合は選択問題なので全てを覚える必要がない事を利用します。
例えば「 谷崎潤一郎 」と著書の「 粉雪 」や「 痴人の愛 」を結びつける場合は①を使い、氏名に「 谷崎 」「 潤 」「 ~一郎 」のどれかを含む知人を連想し、その人が雪で遊んでいる風景だったり、実は痴漢?とか痴態を晒すイメージを連想します。このとき、場面等を映像でイメージしてください。
そうやって連想すると、長期記憶に元々ある「 知人 」に後付けで「雪」であったり「痴」のイメージが結び付けられます。
私はそういう風にして記憶する事で、一時記憶や短期記憶が苦手なのに問題をスムーズに憶える事に成功しました。
長期記憶に憶える方法2、イメージ作成
では、外国人名の場合は知ってる外国人に結び付けられない場合もありますよね、そういう時は②を使います。
例えば「 グレゴリウス7世 」と「 カノッサの屈辱 」を結びつける時には「 ゴリゴリと石臼(いしうす)を回す元カノさんの屈辱 」という情景を連想します。
もう、「 グレゴリウス 」と見た時点で「 あぁ、ゴリゴリ臼ね~、屈辱のやつ 」と思い出せます、それだけでいいんです。
②は人名以外でも使えて、「 パンジャブ地方が灌漑で水を引いて小麦等の生産力が高まった 」を憶えたい場合は、パンを灌漑の水でジャブジャブするからパンジャブ地方って、勝手に解釈してチャカしてイメージを憶えればいいんです。
憶えた事を思い出すきっかけで良い
必要なのは正確かどうかではなく選択肢を選べることで、こういう風にして覚えた事で意外なのは、使用しないのに15年経った今でさえ憶えているという事です。
ただ憶えるだけならストレスにしかならない勉強も、憶える対象をイジってチャカしてという事をしていくと、随分マシに思えますよ。
他にもありますが、それはまた別の機会に。