
海釣りは食べて美味しい魚が色々釣れるのでサメは見向きもされませんが、シーバスフィッシングや淡水のバスフィッシングのように、『 食べない釣り 』として捉えると非常に面白いターゲットです。
サメは狙って釣ると楽しい魚
1.サメは引きが非常に強い
シーバスやブラックバスの引きなんて比にはなりません。小船なら船体ごと引っ張る程の引きがありますし、1m程度の小さいサメから3mを超える大物までどんなサイズのサメが当たるのか解りません。自分と道具の全力を出しても勝てないかもしれない相手が居る、ワクワクしませんか?

2.サメは臭くない、ヌルヌルしない
サメは魚特有のヌルヌルも匂いもなく、紙ヤスリを持っているような感覚です。他の魚と違って、釣り上げた魚を得意げに持って写真をパシャリ!その後に手がベタベタしたり臭くなっている・・・という事はないのです。
3.サメ釣りは難しくない
サメは初心者でも簡単に釣る事ができます。大きな魚で引きが強いですが、同じく引きの強いマグロ・クエを狙うというようなハードルの高さはありません。
サメ釣り仕掛けは簡単

サメ釣りでは釣り糸の結びが不要です。ワイヤーを使いますし、結束も結ぶのではなく金属筒を被せてギュッと締めるだけなので初心者でも難しくありません。私が使用しているものはこちら。
ハリ :SJ-51 7/0
ハリス:石鯛ワイヤー 瀬ズレ専用 1x7P #36
スリーブ:HPダブルスリーブ S
連結 :ハワイフック 2/0
ハリス:ナイロン #50
スリーブ:(忘れたので帰省時に調べます)
道糸 :PE #8
かしめ道具は「ハンドプレッサー」と言います、スリーブサイズに合った好みの物を買って下さい。

サメ釣り道具は高くない
ロッドは釣具屋で売っているタコ竿なら安物でも良いです。リールはドラグが強くないとダメなので、ドラグ力は高めのものを用意しましょう。なにもハイエンドの高価な道具は必要ありません。
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オクマ クラシックXT CLX-450L |
ちょっと高くて良いのはコレ
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私が使っているリールです |
サメ釣りは自由で広々できる

陸から釣る時は周囲のアングラーに気を使ったり、場所取り攻防でストレスを溜めながらの釣りになりがちですが、ボートで沖に出てしまえばそんなストレスからは解放されます。ましてサメの多いエリアは一般のボート釣りが避けますので、気にせず広々と釣りをできます。
ボートは意外と安い
私が使っているこのボート単体だと17万円前後、2馬力までのエンジンを付けて船舶免許なしで乗れます。 |
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ホンダの2馬力エンジンや、全自動の電動空気入れ、移動車輪やガソリン携行缶など、すぐラクに出船できるフルセットでさえ30万円を切ります。 |
1回1万円の遊漁船に換算しても30回出船すれば元を取れますし、自分のペースで、自分の行きたい釣り場に行き、他の客を気にせずベストな位置から釣りをできます。
空気漏れなど怖くない
ゴムボートで心配なのが海上での空気漏れ。だけど今では貼った瞬間から90%の強度で塞いでくれる漏れ止めパッチがありますので、針や魚のヒレが刺さる程度なんて怖くありません。私自身、これで修復しています。

サメの釣り方
魚の多い岩礁帯には高確率で居ますし、青物が接岸するようなゴロタ浜の沖でも居ます。夜釣りでサメが揚がった情報があれば、そのエリアではサメ釣り可能です。
釣るのは簡単、ワイヤーハリスの仕掛けにアジ・サバ・サンマ等を付けて、ひたすら仕掛けを流していくだけで、一定のタナでずっと放置するよりは着底しそうな距離になったら巻き上げて、再度下ろしていくと良いです。
最短ではエサを水面に放り込んで20秒でHitしました。
動画で使ってる最大ドラグ5kgのリールは、後日改造してドラグ15kg掛けて大サメ釣った時に壊れてしまいましたので、真似して買わないで下さい。なんにせよ、サメ釣りは楽しいのでオススメです。